包丁の使い方が分からず「切りにくい」「指を切りそうで怖い」と感じていませんか?
初心者の多くは正しい持ち方や動かし方を知らないだけで、うまく扱えずに悩んでいます。

一番大切なことは怪我をしないこと!安心安全に料理を楽しみましょう!
この記事では、包丁の正しい使い方や安全に使うコツをわかりやすく解説します。
最後まで読むことで、安全に美味しい料理を作る自信が自然と身につきます。
初心者はまずこれだけ覚えればOK
細かいことを覚える前に、まずは「これだけ」でOKというポイントを3つ押さえましょう。
このトピックを理解するだけで、包丁の扱いやすさが一気に変わります。
包丁の正しい持ち方
包丁の基本の握り方は「握り型」「指差し型」「押さえ型」の3種類があります。
食材や切り方、目的によって変わるので全て覚えるべきですが
ここではより一般的な「握り型」の持ち方を覚えましょう。
「握り型」の正しい持ち方
- 包丁の刃を下に向け、親指と人差し指で柄と刃元の間を挟む
- 他の3本の指と手のひらで、柄をしっかりと握る
握る位置が低く、柄の端を握ってしまうと包丁がブレやすく危険です。
👉 必ず刃元に近い方を握るように意識しましょう!
食材は正しい”猫の手”で押さえる
包丁の扱いと同じくらい重要なのが、食材を押さえる側の手の置き方です。
よく”猫の手”という表現を聞くと思いますが
間違った”猫の手”は、かえって危険な切り方になってしまいます。
【正しい押さえ方】
- 玉子を握っているくらいに指を丸める
- 爪の先で食材を押さえるように手を置く
- 包丁の側面を人差し指or中指の第一関節にあてながら食材を切る
このように押さえることで、安全にそして均一に食材を切ることができます。
包丁の正しい動かし方
包丁を正しく扱えるかどうかで、料理の味が変わります。
包丁で食材を美味しく”切る”には
というどちらかの動作で食材を切ることができます。
どんな包丁でも基本は同じですが、食材や用途によって動かし方を変えます。
よくある失敗は、上から真下に押し潰してしまうことです。
これをやってしまうと食材の繊維が壊れてしまい、美味しくなくなります。
初心者が知るべき包丁の基礎知識
いきなり使い始める前に、最低限の知識を知っておくだけで安全性と使いやすさが大きく変わります。難しい内容ではないのでサクッと押さえましょう。
料理全般の基礎知識を知りたい方は以下の記事をご覧ください!
初心者向けの包丁とその種類
包丁には様々な種類がありますが、初心者が扱う包丁は基本的に「牛刀」「三徳包丁」「ペティナイフ」の3種類です。
この3種を理解しておけば家庭料理には充分対応できます。
| –種類– | –刃渡り– | –特徴– | –メリット– | –おすすめ度– |
|---|---|---|---|---|
| 牛刀 | 180mm~300mm | 刃がカーブしている 重みがある | 刃渡りが豊富 大きい食材も切りやすい | ★★★★★ |
| 三徳包丁 | 150mm~180mm | 刃がほぼまっすぐ | 扱いやすい 万能 | ★★★★☆ |
| ペティナイフ | 120mm~150mm | 小さくて軽い | 扱いやすい 小回りがきく | ★★★★☆ |
三徳包丁は料理初心者が初めの1本として購入することが多いです。
しかし万能がゆえ、大きい食材や固い食材には対応しにくい面があります。
そのため「料理を頑張りたい」「毎日自炊をするつもりがある」
そんな人には少し物足りなく感じるかもしれません。

僕のおすすめは180mmか210mmの「牛刀」です!
対応できる食材が三徳包丁より多くなります!
牛刀は長さや重さを活かすことで、キャベツや白菜などの大きな食材も切りやすく
カボチャや蓮根などの固い食材もテコの原理で切りやすいです。
さらに先端がとがっていて、刃幅も細いので魚も捌きやすいです。
そして、刃がカーブしているので刃先をまな板にあてたまま前後に滑らせるように切ることができるので、食材を刻むのが楽になります。
「三徳包丁」と「牛刀」は大きな差はないので、好みの問題かもしれませんが
料理を継続したい人は「牛刀」を使ってみてください。
おすすめの牛刀は
貝印 関孫六 べにふじ 牛刀 180mm
ペティナイフは刃渡りが短く、小回りが利きやすいので
料理に慣れてきたときの2本目の包丁としておすすめです。
ちょっと使いたいときや、1品だけ作る時などはペティナイフ1本で完結させることもできます。
👉 初心者は180~210mmの「牛刀」を購入しよう!
切れない包丁の危険性と味への影響
切れない包丁は怪我をしやすいうえに、料理の味も不味くしてしまいます。
包丁の切れ味が悪いと食材に刃がスッと入らず、無理に力を入れて押し潰そうとしてしまいます。すると包丁が急に滑ったり、思わぬ方向に動いたりして、指を切るリスクが高くなります。
トマトや鶏肉のような柔らかい食材は特に滑りやすく
力加減が安定せず危険な動きにつながります。

万が一にも切れない包丁で指を切ってしまうと、傷口が押し潰される状態になるので、切れる包丁で怪我した時よりも痛くて治るまで時間がかかるよ…。
また、ピーマンや胡瓜など多くの野菜は切れない包丁で繊維を押し潰すように切ってしまうことで
苦みが増してしまったり、水分が出て食感や旨味が損なわれてしまいます。
一方、よく切れる包丁は食材に包丁をあてるだけでもスッと刃が入るため、
余計な力がいらず、動きも安定し、食材を押し潰すことがなくなります。
もし「切りにくい」と感じたなら、それは危険のサインです。
安全に使うためにも、包丁は定期的に手入れをして、しっかり切れる状態を保ちましょう。
👉 包丁が良く切れる=安全に美味しい料理が作れる
安全に使うためのルール
包丁は正しく使えばとても便利な道具ですが、使い方を間違えるとケガにつながります。
とはいえ、難しいことはありません。
いくつかの基本ルールを守るだけで、安全性は大きく上がります。
【包丁の刃を人に向けない】
周りの人に向けるのはもちろん、自分に向けるのも危険です。
調理中や持ち運ぶときは、常に刃の向きを意識しましょう。

人が多い厨房では包丁の刃先を下に向け、自分の腰骨に沿って刃をあてて移動したりします🔪
【使っていないときは安全な場所に奥く】
作業台の端やシンクの中などに置くことは危険です。
落ちてしまったり、他の洗い物をする時に怪我をしてしまったりする可能性があります。
- 作業中に使わないときは、まな板の奥側に刃を奥に向けて置く
- 使い終わったらシンクに放置せず、すぐに洗って収納する
基本はシンクしたに包丁差しがあると思いますが、ない人は収納ケースを購入しましょう。
引き出しにしまうのはNGです。
【包丁・まな板・食材をしっかり固定する】
滑りやすい状態で切ると、包丁がブレて危険です。
- 包丁は正しくしっかり握る
- まな板の下に滑り止めもしくは濡れ布巾を敷く
- 食材は正しい”猫の手”で安定させる
自分が思っていない方に動いてしまった時が一番危険です。
刃物を扱うときは全て固定させましょう。
包丁の持ち方3種類の比較と選び方
包丁を正しく持てるようになることで、食材を安全にかつ素早く切ることができます。
包丁の基本の握り方は「握り型」「指差し型」「押さえ型」の3種類があります。
それぞれ得意とする食材があるので一覧にしてみました。

料理の仕上がりにも思いっきり影響するよ!
| –握り方– | –特徴– | –葉物– | –根菜– | –肉類– | –魚類– |
|---|---|---|---|---|---|
| 握り型 | 動かしやすい | 〇 | ◎ | △ | × |
| 指差し型 | ブレにくい | △ | × | 〇 | ◎ |
| 押さえ型 | 安定する | ◎ | △ | 〇 | × |
正しい持ち方を知ると、食材を切る際に力を加減しやすくなり、姿勢も安定します。
この3つの持ち方以外にも種類がありますが、それぞれ切りやすい食材が異なります。
👉 切る食材や用途に合わせて、持ち方を選ぶことが大事です。
「握り型」の特徴
一定のリズムで動かすことができるので、野菜を刻むことに適しています。
また、力を入れやすいため固い根菜類も安定して切ることができます。
魚などの見崩れしてしまう食材は、力が入りやすいゆえに不向きです。
「握り型」の正しい持ち方
- 包丁の刃を下に向け、親指と人差し指で柄と刃元の間を挟む
- 他の3本の指と手のひらで、柄をしっかりと握る

一番基本的な持ち方なので、初心者は「握り型」から覚えましょう!
「指差し型」の特徴
人差し指で包丁の峰を押さえることで、包丁の刃をコントロールしやすくなる持ち方です。
力を入れず、食材に切り込みを入れることができるため柔らかい食材を切ることに適しています。
「指差し型」の正しい持ち方
- 包丁の刃を下に向け、親指を刃元にあて人差し指を包丁の背に沿わせる
- 他の3本の指と手のひらで、柄をしっかりと握る

お刺身を切る時や、野菜を細かく均一に切る時によく使います!
「押さえ型」の特徴
包丁の刃の根元を親指と人差し指で挟む持ち方です。
こうすることで刃がしっかり固定され、安定して繊維が強い食材を切ることができます。
「指差し型」の正しい持ち方
- 親指と人差し指で刃の根元を挟むように押さえる
- 他の3本の指と手のひらで、柄をしっかり握る

スピーディーにキャベツの千切りや葱を刻むときはこの持ち方で!
間違った”猫の手”は大怪我につながる
包丁を扱う際、非常に大事になるのが食材を押さえる手です。
一般に”左手は猫の手にしなさい”と呼ばれるものです。
この”猫の手”、初心者はこぞって肉球のように手を丸めてしまっています。
ですがこれでは不正解。非常に危険な切り方になってしまいます。
間違った”肉球の手”と正しい”猫の手”の違い
| –押さえ方– | –固定度– | –仕上がり– | –危険度– |
|---|---|---|---|
| 猫の手 | 食材をしっかり固定できる | 均一に揃う | 非常に安全 |
| 肉球の手 | 食材に手をのせるだけ | バラバラになりやすい | 非常に危険 |
【正しい押さえ方】
- 玉子を握っているくらいに指を丸める
- 爪の先で食材を押さえるように手を置く
- 包丁の側面を人差し指or中指の第一関節にあてながら食材を切る
こうすることで食材と包丁をしっかり固定できるので
食材や包丁が滑って指を切る危険性が格段に減ります。
また、刃と指をあてながら切ることで
第一関節よりも刃が上に上がらなければ指を切ることがないです。
さらに、左手をゆっくり動かしながら切ることで、
正確に同じ大きさに切り揃えることができます。

慣れてくれば、よそ見をしてても怪我なんかしなくなるよ~
※絶対に真似しないでください
👉 正しい”猫の手”を覚えて、楽しく安全に美味しい料理を作りましょう!
包丁は「奥に押す」か「手前に引く」
食材を切る時、どのように動かせばいいか迷ったことはないですか?
野菜・魚・肉など、それぞれの食材や用途によって包丁の動かし方は変わります。
正しく扱うことで、料理の出来栄えが大きく変わるので
それほど包丁の動かし方は重要になります。

楽にキレイに切ることができると、料理が楽しく続くようになりますよ♪
【包丁の動かし方の違い】
食材を切るには、「押し切り」と「引き切り」という2種類の方法があります。
押し切りは刃先や刃の中央部を食材にあて、奥へ押すように切る方法で
引き切りは刃元を食材にあて、刃全体を使って手前に引いて切る方法です。
| –動かし方– | –適した食材– | –メリット– |
|---|---|---|
| 押し切り | 繊維の強い野菜や肉 | 繊維をつぶさないで切ることができる 安全に切ることができる |
| 引き切り | 繊維が柔らかい魚や肉 | 断面がキレイに仕上がる 身崩れしにくい |
基本は押すか引くかのワンアクションで食材を切ります。
ノコギリのようにギコギコしてしまうと繊維をつぶしたり、食材がボロボロになるため
料理の出来栄えが悪くなってしまいます。

繊維がつぶれると旨味が逃げたり、苦みが出てきて美味しくなくなるよ…。
食材の基本の切り方
食材によって切り方を変えるだけで、食感が柔らかくなったり、味が染み込みやすくなったりします。
いろいろな切り方を覚えて、食材や用途にあった切り方をしましょう。
輪切り
切り口が丸い食材を端から同じ幅になるように切る
円柱状の食材を縦半分してから切ると半月切り、さらに半分にするといちょう切りになります。
例:きゅうり、人参、大根、ナス、さつまいも、蓮根 など
乱切り
食材を回しながら、同じ大きさになるように斜めに包丁を入れて切る
切り口の表面積が増え、味の染み込みが良くなり、火の通りが均一になります。
例:ナス、ゴボウ、人参、ピーマン、蓮根 など
薄切り(スライス)
食材を2mm幅以下になるように薄く切る
繊維に沿って切るとシャキシャキになるのでサラダや漬物に
繊維を断つと柔らかい食感になるので、スープや和え物にオススメです。
例:タマネギ、きゅうり、人参、トマト、ピーマン など
角切り(さいの目切り)
食材を1~2cm幅の棒状(拍子木切り)に切り、揃えて90°回転させてサイコロ状に切る
食材によって食感が変わるので、スープや炒め物、煮物によく使われます。
例:人参、じゃがいも、タマネギ、トマト、アボカド など
そぎ切り
包丁を斜めに寝かせ、厚みをそぐように切る
高さがない食材の断面が広くなったり、
味が染み込みやすくなったりするのが特徴です。
例:白菜、鶏むね肉、魚の刺身
包丁の正しい使い方を知って、料理を楽しく続けよう!
初心者の方はまず、「持ち方」「猫の手」「動かし方」を正しく覚えましょう!
毎日コツコツ練習をすることで、必ず上達していきます。
初めは怪我をしないように、ゆっくり練習してみてください。


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